ホームスタートとは?
ホームスタートとは?
ホームスタートの家庭訪問
子育て家庭を訪問し、子育てを応援する地域のボランティアをホームビジターと呼びます。ホームビジターは、地域の子育て経験者で、37時間の養成講座を修了した方。そのビジターが週1回2時間程度、親子と一緒に時間を過ごし、どなたでも無料で利用できるサービスです。
活動の中心は、気持ちに寄り添いながらお話を聞く「傾聴」と、一緒に育児や家事をする「協働」。ベビーシッターのようにお子さんをお預かりすることはできませんが、家事をしている親の横でお子さんを見守ったり、遊んでいることはできます。ホームヘルパーのように家事を代行することもできませんが、おしゃべりをしながら一緒に家事をすることなら。また、ホームビジターは、地域の子育て経験者、専門家ではありませんので、指導やアドバイスはしませんが、共感的にお気持ちを聴いていきます。
ただ親子のそばにいて、共感的に寄り添う「子育ての伴走者」です。
ホームスタートの傾聴
「話をよく聞いてもらって、心が安らぎました」
子育てのなかでは、子どものこと、家族のことなどちょっとした不安や心配が起きてきます。「これでいいのかな?」「イライラしちゃう!」そんな気持ちを吐き出せずにいると、思わず子どもに当たってしまったり、夫婦げんかになったり。そしてまた自己嫌悪…
小さな悩みも、誰にも話せずに悶々としていると、大きな悩みになっていってしまうことも。そんな時、近所のおばちゃんのような人が来てくれることで安心感が得られ、聞いてもらうだけですっきりし、自分の気持ちを整理できることがあります。
ホームスタートの協働
子育ては24時間365日。休みもありません。食事もできない、トイレにも行かれないという話をよく聞きます。一人で子どもをみている緊張感、「誰かがいてくれるだけでいいんです!」
ちょっと負担な家事も一緒におしゃべりしながらやれば、気持ちも楽になります。一人では不安で行ってみられないところも、誰かが同行してくれたら…
自分で動いてみることで、失いかけていた自信を取り戻し、子育てに前向きになれます。
子育ては一人ではできません。孤立しがちな子育て家庭にとって、ホームビジターが訪問することで家事育児の負担感を減らすことができます。
ホームスタートこうとうの歩み
2006年 こうとう親子センター発足
主な事業:チャイルドライン・ママパパライン
2007年 イギリスにホームスタート視察
2008年 ホームスタート試行事業、ホームビジティング実施開始
東京都社会福祉協議会ゆめ応援ファンド助成事業として活動実施
2009年 試行事業から正式スキームへ
初めてのホームビジター養成講座開催
2013年 江東区協働事業提案制度採択事業として活動実施
こうとう親子センター NPO法人格取得
2014年 江東区委託事業助成事業として活動実施
2016年より 江東区社会福祉協議会委託事業として活動実施中